タイ

先日のタイ。二度目。かれこれ12年くらい前に一度訪れたことがあります。

そのときはバンコクでトムヤンクーン食べて、ワット(寺）に帽子を被ったまま入っていって、現地の人にたしなめられて、買い物に行った先で、急にザザ降りの熱帯の雨に見舞われてゲンナリ・・・私はこんなに暑くて、こんなに大げさに雨の降るとこは好かん…と思ったのでした。（だれが10余年後、その気候のお隣のマレーシアにすむことになるとは…知るよしもがな）

今回、メインはバンコクではなく、二時間余、車で移動した先の田舎のパタヤでしたが、

…そこでも街は男性天国って…感じでした。ま、簡単にいうと、一夜限りのカップル(欧米人のオッサン＆タイ女性）がなんじゃこれは！っていうくらいそこかしこに。いや、ただ、お食事したり、仲良く自転車乗ったりしてるだけなんだけど…それでもやっぱり異様なムードだわな。

私が住んでるマレーシアはモスリムの国なので(モスリムじゃない人もたくさんいるけど）

基本的に、風俗っぽい店は御法度。女性は、どんなに暑くても、長袖で長い丈で足は見せない、トドゥン（頭巾）を被っているんですから…違いがありすぎます。

バンコクでは、パッポン通りで土産物屋をひやかしたあと、通りの裏のゴーゴーバーでコーラを飲んだ。その照明と音楽と赤いビキニ、彼女たちのきれいに化粧した顔。あぁ、テレビで目にしたことがある。赤いビキニ姿の女の子がたくさん、バーカウンターの中のお立ち台の鉄の棒の横でくねくねと、ただ踊っている。わたしを選んで…と無言で不敵な笑みを浮かべつつ。聞くところによると、女の子ばかりではないらしく、ほとんどが改造した男の子だという説も。うむ。おばちゃん＝私の見立てでは、おっぱいがカワイヤラシクこんもりしすぎ。スレンダーなくせに、あの弾力あるおっぱいは…男の子なのか？どっちにしろ、不敵な笑みをやめてくれ～～。

そのあと、関空で書くのもどうかと思うが…パンツ一丁男子が回遊魚のようにうろうろフロアを歩き回ってるところ(注；興味ある方はどうぞ；ショーが売りの店だそうです）も行った。当然…客は９８％男性だった。みんな静かにおとなしーく、ただ見守っているばかり。固唾をのんで…というべきか。あ、ショーをね。ジャニーズ風ダンスあり…その他もろもろ(以下自粛）

うちは、まだ子供だが息子がいるので…こういう店で働く若者は…不憫やなぁ…と彼らの母の心境になっちまい…たいがい居心地悪く、ビール飲みきらないうちに出る。私にとってはまぁおもしろくなかった。(当然だ）セクシーなお兄さんは香田晋に見えるし。唯一楽しい気分にさせてくれたのが、黒服の坂上二郎似のオカマのお兄さんがめっちゃくちゃキュート（？）で…手を胸元で合わせるタイ風のしぐさをして「happyラhappyラ～♪」とニッコリと会釈するのだけが私のツボにはまったのだった。♪ハピラハピラ～♪呪文のようにこびりついた。

あ、言うときますが、どうしても私を連れて行きたいという同行者に応じただけなわけで。年増のおばさんがカルチャーショックを受けるのが見たかったのだそうな。悪趣味だわん。