1:00 am 2007年のクリスマス

24日　友達家族とプールサイドで日がな一日を過ごす。

私は、急ごしらえのコーヒーマフィンを持っていっただけだけど、友達夫妻は、チキン、シチュー、チョコレートケーキ、ワイン、果物、もうひとりの友達も、ブルスケッタ、ハッシュドポテト、お菓子などを用意してくれる。ほんとうに、私以外の人は、軽やかに爽やかにもてなしをしてくれて…肩身が狭い…ところなんだけど、うれしくいただいてしまう、ずうずうしい私。マーケットで、子供たちにままごとセットとポケモンカード(フェイク）を仕入れて、そういうことだけ、気が回る私。

ほんとうにほんとうにゆったりと、特別なことはなにもない、けれども至福の一日。子供たちは遊び、どんどん仲間が出てきて。この閉塞していない空気が好きだ。オープンマインド。

25日　朝　前日、12時まで起きてた息子。「サンタさん来なかったねえ？」とわざわざ確認するように私に言う。もうとっくに信じていないのだが、「サンタ」にかこつけて、プレゼントをもらえるのならもらいたい、そういう心境なのだろう。夫が用意したプレゼントはあと一週間後に届く予定なので、私は何も用意していなかったのだが。午前中に、近所の年下の友達（日本人）から電話があって、「サンタから何もらった？ボクは○○をもらった」と報告を受けて、「ボクはまだ。」と答えたらしい。苦笑。…「もうサンタを信じてないんでしょ？」と訊くと「うん」と答える。そうか…ならもう魔法はとけてしまったね、残念。

（去年の日記を読むと、去年、存在について葛藤してた様子が読み取れる。今年になると、「ボクが小さいとき、寝る前にサンタにクッキーとケーキに手紙を添えて、テーブルに用意しておいたのに、朝起きたら、ママの口元にクリームがついていたんだ。それにプレゼントの包装紙も押し入れで見たことがあるんだ…」と複数の証拠を並べられてしまった。…それでも私はサンタは本当はいったい誰なのか？については、言及していないまま。知らん顔だ。）

でもやっぱり25日にプレゼントがないのは淋しい気がして。

50RM（だいたい1600円程度）まで出してあげる、という約束で、クリスマスショッピングに出かけた。

そこで、彼は、自分の小遣いを足して、110RMのLEGOを買った。今さらレゴ？と思えなくもないが(子供はあと数ヶ月で12歳）思えば、ちびっこの頃からLEGO大好きで、たくさん持っていたし、通った学童では、ほとんど毎日レゴで遊んでいたのだが、こちらに来るときに、もうレゴで遊ぶ年齢でもないかしら？と思って、全部置いてきてしまったのだ。

(フェラーリの車のレゴは持ってきているが、これは崩して他のものを組み立てるのに向かないらしく…）…というわけで今日はレゴで楽しく遊んでいる。あぁ、ビデオゲームをやっているより、ブロック遊びの方がしっくり来るなあ。

わたしはといえば、クロックスのあたらしい靴がほしいなあと思って、お店まで見に行ったのだけど、すでに二つクロックス持ってるしなあ…と思ったら、買わずに出てきてしまった。（でもいろんな新色が出ていたのよ～）（ほしい、と思ったら電光石火のごとく手に入れる私だったのだけど…ちょっと心境の変化かしら）ささやかだけど、ダークなターコイズのポロシャツとぶらさがるタイプのピアスを買って帰った。

帰り道、車が混んでいた。去年のクリスマスイブだったか、ケーキ屋に出かけた夫が、二時間帰ってこなかったことを思い出しながら、車を走らせた。

夕方、elfyourself.comでさんざんいろんなver.をつくって、友達に送った。

自分の子もよその子も…みんなみんなかわいい。

ここで出会う縁なんて、誰が予想したことだろう。もちろん、私の友達にあたるのは親世代なのだけど、彼らの子供たち、これからどんどん成長して、どんな人になっていくんだろう…そんなふうに思うとなんとも壮大で、ワクワクと楽しい気持ちになっていく。やっぱり子供は未来を感じる存在だ。そんなことをここに来て初めて思っている自分がいる。

今年のクリスマスはいっしょに過ごしても、来年のことはわからない。たまたま、偶然、今、近くにいただけ。でも、ずっと忘れないさー。袖振り合うも多生の縁、だよね。ちびっこ達ともね。こんなふうに年を経て、出会う人たちの幅が広がっていくのも…悪くない。

…でも写真を撮るのを忘れたなあ、昨日。あまりにリラックスしすぎて、カメラを持っていったことを忘れてしまったよ。（他にだれも用意していないし(^_^;）子供の顔は一年でどんどん変わっていくから、やっぱり撮っておきたかったなあ。Too　late.

夜、抹茶ケーキを食べながら、”ホームアローン”（マコーレーカルキンの）を見た。今日、VCDを買った。関空でホームアローンを検索かけたら、自分の日記がヒットした。しかも去年のクリスマスの。去年から見たかったらしい＞ホームアローン

ホームアローンを見て、クリスマスにほしいものは、プレゼントじゃないなあ、大事な人を思う気持ちなのかなあ…と思った。それと愛情を注ぐ目線。柄にもなく親を思い出したよ。

　　PCのメールボックスに、さっそく、エルフユアセルフを見た友達から返信が届いていた。おととしまで、こちらにいた子供たちの今の写真が添えられていた。赤ちゃんが子供になっていた。こどもが大きくなる姿って、すごいもんだなあと思った。

そんなクリスマスだった。いいクリスマスだった。