11:33 pm やっぱり
・「やっぱり」
(副)「やはり」を強めた語。多く話し言葉に用いる。
・「やはり」
(1)以前と同じ状況であるさま。事態が変わらずに続いているさま。
「今でも―あのまま残っている」
(2)前もってした予想や判断と同様であるさま。また、他の例から類推される状況と現実が同じであるさま。
「―彼一人が反対だった」「私も―自動車で行きます」
(3)さまざまないきさつがあって、結局、初めに予測した結論に落ち着くさま。一般的な常識・うわさなどに違わないさま。
「随分気をつけていたが―ミスがある」「若く見えても―もう年だ」
(4)動かないでじっとしているさま。
(goo辞書よりコピー)
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その一)やっぱり。接触するとひどく気持ちが落ち込むよ/こんな気持ちになるのなぜかなあ/どうあがいたって一人で立ち上がらないといけないのに/どうしてこんなにも毎度毎度むなしい気持ちになるんだろ/なんにもかんじないふりしてつよいふりしてる自分それもほんとの自分だけど そんな自分が/もんのすごく不器用でどうしようもないばかに思えて/毎回がっかりする自分がもぉくだらないやーって今日また思った/ほんとのわたしはどこにあるんだどこいっちゃったんだ/もうどこにもないのかどうしたいんだ?/そしてわっと泣きたくなるけどそんな衝動すら長続きしないもう慣れっこだから泣くこともできやしない/わたしはどこむいて立ってんだろう
その二)やっぱり。見てるのか見てないのかそんなの知ったこっちゃぁないけれど/どっちみちなんのリアクションもなかったよ/見えていても見えていない/泡のような/なにがほんとうだったのかなにを信じていたのか泡のようにはかなく
その三)「やっぱり」って言葉は…つまんないな。もう当分使いたくない気がした。
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今日、こどもを迎えに行った学校の校庭で、だれかがシャボン玉飛ばしてた。
目の前にひとつ、ふっと飛んできて指をさしだしたら、蝶のようにとまった、玉のまま。
石鹸のシャボンじゃなくて、こわれないシャボン玉だったのね
ちょうどこっちに向かって歩いてた女の子、知らない子だけど目があった
二人でニヤリとわらった。
彼女の前にシャボン玉付きの指をそっとさしだしたら、暗黙のうちに ETよろしくゆびとゆびで
私のシャボン玉を彼女はうけとって 去っていった。シャボン玉はつぶれちゃったけど、彼女は満足そうだった。あの子は誰だったんだろう、何年生なのか。
彼女の笑顔がほんのりと心に灯ったように私はなぜだかすくわれた気がした。