青い蝶、12歳、柔和、心に太陽を持て
-今日は 幼稚園から高三まで同級だった○っちゃんの誕生日だった。
三月生まれのわたしとは、学年は同じでも、ほぼ一年月齢の差があり、
帰国子女(といっても幼稚園で帰国しはったのだが)だった彼女を通して遠い未知の国に思いを馳せた幼稚園のわたし。彼女の家には、シャンデリア!があり、居間には、見たこともないブルーの蝶の額が飾ってあった。
真っ白な肌にぱっちりとした目、すらっと背が高くお人形みたいなのに、男の子みたいに飄々として理知の匂いをすでに備えている女の子だった。幼い頃、彼女とすることはなんでも楽しくて、二人で犬の子みたいに部屋中転げ回ってずっと笑ってた。私は彼女に、きっと憧れに近い気持ちを持っていたのだと思う。ずっと持っていたのだと思う。
もうしばらく音信もしていないが‥そういう人の誕生日は、記憶に刻まれていて離れない。
-明日は、ハマチは学校で、グループで調べたことのプレゼンテーションみたいなのがある。今日はそのポスターや資料を作る日にあてていたらしくて(なぜ土曜日も休みだったのに‥日曜なのか?‥と母は思う)とりあえずガサゴソやっていた。同級生もみなそれぞれやおら日曜になってやりはじめた様子で、急に「誰だれの電話番号を教えて」とか「家の場所を教えて」とか連絡が飛び交ってる。(肝心のハマチのグループの子は、昼間電話してくるはずの子から、一向にかかってこないし、こちらから掛けても繋がらない、メールも来ないという‥最悪な事態だったのだけど!当のハマチは「明日学校行ったら怒らないとな~、今日はいったい何してたんだよ!って」とか笑いながら、(わたしだったらとてもじゃないが笑えないが~)その子が担当するはずだった分をとりあえずやって、ポスターを仕上げていたのだけど。やれやれー)夕方、仲よしJと電話をしてたときにJが、「なにか手伝うことあるか?僕はもう終わったから」と聞いてくれたらしい。(Jは同じグループじゃないんだけど)そういう一言がめっちゃうれしかったみたいで、Jがそう訊ねてくれたんだーと私にわざわざ報告した。
イカス、J!
いつも私のおかしな英語をニヤニヤしながら(意味不明と思いながら)聞いてるだけのシャイなゲームクレイジーの男の子だと思っていたのだけど。
12歳って‥おとなだな。いや、おとなより、シンプルで、かっこいい。
-「柔和」(にゅうわ)という言葉を、自分の日記に書いたので思い出した。
「柔和な人は幸いである。」聖書のことば。そうか、「柔和」っていうのはどちらかというとキリスト教的な言葉なのだな、おそらく。わたしはいまもキリスト教徒ではないのだけれど「柔和な人」にわたしはなりたいと思う。(最近、いじわるばっかり言って柔和とはほど遠い私なのだがなー)
-ひとって、自分がなりたいようになるんだな。なりたくないようには、ならないと思え。今の自分は、自分が作っている自分なんだ。
と、そんなことをふいに思ったら、「心に太陽を持て」というフレーズを思い出した。
小学校の卒業式だったか、たしか在校生が暗唱してくれたのだったか。
書いておこう。(ネットって便利だね、思い出したらすぐに出てくるんだものね)
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‥と詩を一度掲載したのですが、削除しました。見てみたいと思われる方は
こちらを参照されたし。
※画像はメネラウスモルフォ