1:18 am 日々の”粟”/人生は短いenjoy your life

タイトルにたいした意味はない....

「日々の泡」(by ボリスヴィアン)っていうタイトルはおそれおおいし

じゃ「日々のぶくぶく」にしようかと思ったけどそれも年甲斐ないかんじだし

‥というわけで「日々の粟」”あわ”とか”ひえ”とか。とるにたらない小さな雑穀だけど、いろいろ一緒にご飯を炊くと滋味があっておいしいしね。(とかこじつけたり)

*おととい、アメリカから「ガーネットヒル」のカタログが届いた。二冊。本家ガーネットヒルとジュニアの衣類のカタログ。二週間近く経つだろうか、サイトからカタログ送付をお願いしていて、首を長くしてたのだけど‥ひょっとしてマレーシアだから送付の対象に入ってないのかしら‥と不安になりながらも‥きちんと送ってくれた。うれしい。日本では間隔を開けずにいつもこのカタログを見ていた気がするから、昔の知り合いに会えたみたいな気がした。しばらくは、めくるだけで楽しめる。

*土曜日はめがまわるほど忙しくて、ガタイがいいくせに血が足りない私は、少しでもぼ~っと脱力できる暇がないと、集中力がこときれてしまう。たとえば、出がけに麦茶を沸騰させていたガスの火を消したのかどうか、玄関のすべてのカギをかけ終わったあとにエレベータに乗りながら「どうだったっけな~」と不安になったり。習慣でこなしていることには(火を消す、台所のドアを閉める、玄関のドアのカギをかける、ドアの外のグリル(鉄格子)のカギをかける‥)頭がぼんやりしていても、難なくこなしてしまってるからタチが悪い。やはり指さし確認点呼が重要なのか。(実際友達には車を駐車したあと、指さし確認を実施している人がいる‥キーOKドアOKライトOKてな具合に)

*土曜の朝は、ハマチのフットボールでちょっと遠い馴れない場所への集合だったので、方向音痴の私は緊張したのだった。そしたら、約束の時間の前に余裕でセーフで行ったら、だぁれも来ていなくて、しかも時刻になっても誰も現れず、不安不安不安‥。広い緑のグラウンドには知らない太極拳のチームが練習してるだけで。どこにいるんだよぉお、みんな‥・ここじゃなかったのかよぉおお。(とこういうときの気の小ささ加減は、いいオバ○ンになった今も、ほんの赤ん坊の頃とちっとも変わっていなくて、そんな自分にうろたえる、一瞬だけどね。)

*疲れたのは、きっと。はじめて会ったチームメイトのお母さん(ドイツ人)と前半、二人きりで話をしていたからだわな。(話をしたって言っていいのか複雑だが、ともかくも)ワタクシの今日の持ちネタは、ドイツ人と昔文通をしてた話。しかも東西統一前のドイツ時代。(歴史だなあ)しかも東と西それぞれに文通相手がいた話。そしてその一人の名前が、そのチームメイトママの彼女と同じ名前だということ。(は~っ、ドイツ人相手に持ちネタを出し切った全力投球な私だ)(自画自賛をさせてもらえば、どんな人と話すときも、なんかネタが出てくる私だなあ‥。最近、わたしはほんとは非常に人なつっこい人間なのではないかと思ったりする)(といいながらしらけてたりもするんだけど)

彼女はわたしのおかしな英語にたまに困った顔になりながらも気さくな雰囲気がすてきで。白人の中にはアジア人とコミュニケートすることに全く興味のない人もいるから(アジア人の多いフットボールクラブに所属しているからそこはクリアしているんだろうけども)その人柄がうれしかった。持ってきた手製のキルト(しかも娘の誕生記念のメモリアルキルト)をそのままフワッとグラウンドに敷いてしまうのがガイジンぽい。(なんだその気づきポイントは~‥と自分で思う)私ならもったいなくて地面になんて直接敷けないもの~。(まず新聞を敷くね)彼女の子どもが今日来てたシャツの背中には”KAHN”の名‥うん、カーン氏、なるほどドイチュ。(日本人の子どものシャツにNAKATAとかINAMOTOとあるのと一緒だ)

*ハマチと友人たちを撮った写真をやっとプリントしたので、配った。こう、なんていうか、最近のハマチたちは、どんどん顔が大人に変わってきていて、毎日実物を見てると感慨はないのだけど、写真に撮ったものを見ると、驚くやら。え、これが私の知ってるハマチなの?(笑)友達といるときは、表情もきっと違うのだ。そして、やっと、日本にいた頃のような、自信のある表情の彼を見ることができて、ホッとする。なによりそれがうれしい。   まだティーンエイジャーではないけれど(teenはつかない)彼らの写真を見ていると、自分がその年代だった頃、撮った写真のことを思い出す。ついこのあいだのこと、なんてずうずうしいことは言わないが、それでも、自分の子どもがその頃を迎えていることに、ハッとする。驚きは隠せない。ああ、こんな笑顔の友人がいたなあとか、若い笑顔に重ねている。久しぶりに自分の十代の頃の写真が見たくなったよ。

*友人と撮った写真に彼らも写っていて思い出したけど、ハマチの上級生に日本人なんだけど素晴らしくナイスガイがいる。男の子は二人いて、二人ともナイスガイ。一人は年頃男子らしくシャイ(大人に対しては)だけど面倒見がよく、すっかり大人の男らしさを漂わせていて、もう一人は全く!シャイじゃなくておしゃべりが好きな人気者でタレント性が申し分ない。素晴らしくすてきな年頃男子たち。すっかりおばちゃん目線で、つい、「パン買ったからお食べ」とか「お赤飯作ったらから食べなさい」と押し売りをしているお節介な私だが心の中で「よっ!ジャパニーズボーイズ!かっこい~!」とかけ声を掛けている。日本の外でこういう男の子たちが育っていることがうれしいのさ。ナニ人でもいいんだけど、迷いがなく(ように見える)自分の存在をアピールできている若い人はいいなあ。そういう上級生の存在を間近に感じられるっていいことだと思う。(親もね)

*友人が(以前の日記に書いたお母さん)彼女は、すごく強いパーソナリティの人で、私は毎々感服してばっかりなのだが、(はじめた彼女を見たときの印象は、「はてしなくとてつもなく苦手」だった。「わたしには全く関係ない人」だった。一年後にこんなに頻繁に接することになるなんて、思いも寄らなかった。(もちろんハマチが縁なのだが)彼女と自分が二人で話をしていることすら‥いまだに意外に感じるんだが。)なのに。彼女の話すことは、いちいち目からウロコ耳からウロコ状態で、ガンガン響くわけで。そんな彼女が今日なにげなく言った言葉「人生は短いのよ、だからしなくていいことに時間を使わない」。ほんとに何気なくて、本人は、たいした意味もなく言ったのだろうけれど、猪突猛進、強引とも見える彼女と接するうちに、彼女がそういうのは確かにアリだなあと思った。そうだ、「人生は短い」「自分の人生を生きよう」