1:43 am Googleマップストリートビュー

もう何人かの方がKWでアップしてらして、ふーん、と思って見てみたら凄くて時間も経つのを忘れてしまった。

まずは実家(大阪)を見にいって、家の窓を見上げてみた。

マンションの玄関に、自転車が何台か乱雑に放置してあって‥うんうん、たしかにこんな感じになっとるわーぃ。みっともないやんかいさー。先月実家に帰ったばかりなので、マレーシアでその場所を見る、なんだか不思議な気分。

次。現在空き屋のおばーちゃんち(京都)。ぎゃー。ここ、ゴミの集積場になってるやん~。(たまに様子見に行くときは、午後に行くので知らなかった)住んでないからなんとも言えんけどー。もうちょっとコンパクトにおいてくださいやー>近所のみなさん。植木、思ったほどのび放題じゃなくて、安心したけどー。

次。社会人になって上京してはじめて一人で住んだ場所、駅から歩いてみた。(ひまじん)

(すでに当時から20年近く経過‥ぼそ)

新しく見える建物も多い半面、シャッターを閉めた個人商店が並ぶ。突然、パーキングスペースが現れて、アレ、ここは何があったんだっけ?と思うけど思い出せる訳もない。

20年間思い出したこともなかったけど、当時オープンしたてで休みの日はよく買いに行って常連だった美味しいパンや。見覚えのある店名、看板はあったけど、やはりシャッターが閉まってた。あの若い職人夫婦はどこに行ったんだろ。まだパン焼いてるだろうか。ベーコンを巻き込んだエピが美味の店だった。

やけにクリーニングやと歯科の多い町だ。私がちょっくらバイトしてた歯医者(社会人のくせに近所でバイトしてた‥)はまだ健在みたいだった。ここの前に自転車置いたもんだった、とか思ったり。

たまに和菓子を買いに行った饅頭屋は、まだのれんを出してた。エライ。

狭かったワンルームマンションの玄関先にはソファが立てかけて置いてあった。(粗大ゴミで出したところを撮られたんだろう)

そういえば一人暮らしをはじめた頃は”女ひとりでそれは無理”と躊躇してたのが、いつのまにか疲れて帰ってきた夜、一人でギョーザ+ビールを注文した中華屋は、マンションを出てすぐ曲がったところにあった。赤いカウンターテーブルがねとっと油っぽかったのを思い出す。3,4人も座るといっぱいになる店だった。女一人で食べてる客なんていなかった。

桜が最高にきれいだった川沿い、橋の近くに小さなビストロ(と名乗っていた)があって、休みの日にはランチをしにいくのが、たまの楽しみだったけど。どうしても見つからない。

一人暮らしが夜行くところといえば深夜営業の食料品店。酒屋がやってる店だったからアルコールもあった。今は、ミニストになってた。そんなのが当時あったら、私は毎日ソフトを食べにいったかもしれない。(なくてよかった)

体調が悪く思い悩んで、一人で検査に行った総合病院、ヤブだってもっぱらの噂だったけど、すっかり外壁も変わってきれいな病院になった。大雨の日、傘を持って無くて、30分くらい出るに出られず立ちすくんでいた地下鉄の出口もすっかりきれいになってた。(はじめて一人暮らしって切ないなって思った出来事だった)

もっと薄暗い印象の町だったけどな。そう思うのは、その町の朝と夜しか知らないからか。

あのときは、薄暗い裏通りでも、平気で歩いて一人の部屋に帰ったけど、

いまは怖いな。もうあれからずいぶんな大人になったのに。

よくこんなところをフラフラと歩いていたもんだ。

この先の裏通りに、会員だったビデオ屋(DVDなんてない時代)があった。食料品店になってる?

角を曲がって前に続く一本道。あの人が向こうから歩いてきた、そんな日のこと。

それだけでふっと温かい気持ちになれたそんな時代。

わたしは何を考えてこの道を歩いていたんだろう。

今度は会社の辺りを歩いてみたい。もう道を忘れて、迷子になるかもしれない。