きのう、市場で

朝からマーケットに行った。マーケットっていってもスーパー(超市場)のほうじゃなくて、市場のほう。なんでそういうのか知らないが、wet marketという。(生鮮食品が主だから?水で濡れてるから?)こちらの言葉ではPASARという。

ここしばらくはとくに金欠で、お金を使わない生活を工夫しなくてはならぬ。

こちらにもスーパーマーケットはある。日本式になんでも一度に揃う。重宝ではある。

だが、要らないものまでカゴに放り込む可能性、というか、いや…必至である。

市場というのは、すこぶるエコノミーな生活にいいものだと、最近になってはじめて気づいた。

ついでに、贅沢ではないが、地に足のついた暮らしをしている気分になってくるから不思議だ。

余計なものを買わないということが。

市場では、野菜を買う、肉を買う、魚を買う、果物を買う。それだけだ。荒物屋もある(ただしチープだけど)牛乳は売ってない、だけど豆乳屋はある。

ただし、野菜などは、あれもこれもと店先にあるカゴに自分で盛り、測ってもらって「ハイ、いくら」だから、何がどのくらいの値段なのかは…アバウトではある。(もちろん、気になる場合は確認すればいいのだが)

ここでは、今日生きるのにチャージする必要なものだけ、買う。(おおげさだけど)

スナック菓子も、チョコレートも、シリアルも、化粧品も、洗剤も、シャンプーも…買うことはない。

八百屋で野菜(とくにニラを)、果物やで、バナナとりんごを、豚肉屋で、ミンチとカタマリを、鶏肉やで新鮮すぎる血のしたたるレバーを(なぜなら横で解体しているから)、エビ屋でエビを(エビフライにしようと思って買って帰って、処理したらあまりに小さい姿でエビチリにした)を

お金を払って、受け取って、これまた市場で買ったマイカゴに入れて持ってかえる。

さ、急いで家に帰んなきゃ。レバー買ったし。ミンチ買ったし。エビ買ったし。

おい、金欠の割りに買いすぎじゃ?

つい、一度に買ってしまうのは、買い物に通う手間を少しでも省こうと思うめんどくさがりの習慣がつい…。スーパー向きの買い物の仕方だ。

豚肉屋さんの店先(というか単に市場の通路)にブタさんが丸焼きになって寝ていたよ。(こんがり)

市場に行くときはたいていカメラなんて提げていないから写真はないけど。

市場…知らないうちに、好きになってんだな。不思議。

※画像 スッコーーーーーッンと音がしそうな本日午後の空

きのう、市場での画像