人の心を育てるにはアナログが必要

ってタイトルのオリジナルは、今日わたしがコメントさしあげた

Flower Powerさんのボンボン時計(振り子時計)のコメ欄に

Flower Powerさんがずっと以前に書き込まれていた言葉。

ずきゅーんと来たので、拝借させていただきます。>Flower Powerさん

まずは「ボンボン時計」で、思いがけずいろんなことを思い出して…

そんな自分に気づけて、楽しかった。

唐突だけど、

子どもって大人が思うより、ずっと記憶力がいい。ほんの小さいときからそうだ。

たいていどこの子どももそうだ。親ばかで…ということで終わらしちゃってるかもしれないけど、

大人より肝心なことをよく見てるし、覚えているのだ。それを大人が気がつかないだけ。

今日、息子(10)は、ひまをもてあまして、パソコン用のオフィス仕様の椅子に座って、

くるくるくるくる回って、回って、回って…限界まで来て

「目がまわった~~~~~」とヘロヘロになってみたりした後に、こういった。

「なつかしいなぁー、僕が小さいとき、○○(以前、私が勤めてた店)でよくこれやったよね。

お客さん用の椅子でさ、グルグルまわってさ、ふらふらになったよなー、お客さんいないとき。

△△くんや××さん(同僚)がいてさ、遊んでくれたよね、楽しかったなー」

私は、「え?それっていつの話しじゃい?」って思うのだけど、そういわれたらそんなことがあったことを思い出した。

息子が保育所に行ってた頃のこと。同じ保育所に子どもを通わせてた店長が、夕方、うちの息子も一緒にピックアップして職場に連れてきてくれた。私が仕事をしてるそばで、そんなふうにして仕事が退けるのを待つのが習慣だった頃の話しだ。わたしにも急にそのときの感覚がよみがえってきた。

ずいぶん回りくどいんだけど、ここでつながるの。「人の心を育てるにはアナログが必要」ってことに。

アナログな思い出、椅子でふらふらになって遊んだこととか、くだらないほど、普通の日々、

誰としゃべったとか、どんな風景の中にいたとか、

そういうことって、記憶の中にきっちりと入り込んで、ふとした拍子にアウトプットされたりする。

そういうときに気持ちをはぐくんでいるんだなぁ。

今、息子はDSでポケモンパールやりたくて日々うずうずしていて…やればやるほと、やりたくなって、(その心境もわかるけど)親としては要注意観察…

それも彼にとっては、成長期の思い出一メモリーだから否定はしない、けど…

うんと小さいときは、回転椅子でくるくる回ったりしてるほうが健全だな、と思った。。。

思い出して、その感覚を懐かしむって、過去の経験がないとできないもの。

これがゲーム機の中でのことなら、目先の刺激、気持ちの抑揚でしかないんじゃないのかな。

テレビやインターネットや、ゲームに触れないことなんて非現実的だし、ツールとして必要不可欠、

でもそれを切り離したアナログな経験や感覚って、ますます大事にしないといけない時代になっていくんだろうなぁ。とくに子どもにとっては。そういうことをちゃんと考えたほうがいいな。

そのうち、回転椅子でくるくる回ってふらふらになった経験すらない子どもも出てきちゃうかも。

そんなになったらすごくいやだな。

FPさんの意図された言葉の意味と、離れちゃってたらごめんなさい。