ユーレイと初夢

初夢とは…新年に初めて見る夢。この夢の内容で、1年の吉凶を占う風習がある。1月1日から1月2日、または1月2日から1月3日にかけての夜に見る夢を初夢とする。(wikipediaより)

だそうだが…

三が日にかけて夢を見たかどうか…定かでない。

そのかわり…

1日の晩は、家族で百年以上の歴史のあるクラシックなホテルにお泊まりに出かけたのだ。

久々にホテル内のバーで(子連れなのでホテルで飲む)コレで酩酊し、部屋に帰ってから、猫足のバスタブにつかったあと、酔いがほどよく、ぐっすりと就寝。

ところが、夜中、ホテルというのに蚊がいて、いらいらして起きあがると、ちょうど時を同じく、夫が

「今、起きてトイレ行った?」と私に話しかけてきた。

私「いーや、行ってないよぉ。あぁ蚊が、んもーーどないかしてー」

夫「今、たしかにヒタヒタヒタって誰かがトイレ行った音がした。この部屋誰かいる。(確信しきっている言い方)やっぱり古いホテルにはいるんだな。なんにも感じないのか?」

私「え~やめて~。なんにも感じないよ~。(わたしはといえば、「なんてしゅてきな部屋~こんなお部屋に一生いたいよー」って蚊にじゃまされるまでは、まさにぐっすりと眠ってご満悦だったのにさ)誰かいるかはわかんないが…確実に蚊はいる…」

夫「…アンタ、感じなさすぎ。(憮然と言い放った)」←人をそんなふうに言うなーーー(怒)そういうのは感じない方がいいじゃんかー(ふん)

この会話の後、亭主がトイレ(これまた広い空間なのです)に行ったので、少し怖くなった私も(ついでに)済ませに行ったのですが、亭主は、なにやらお経のようなものを苦み走った顔で唱えておりました。

で、私は、一向になんにも感じないですが、コワガリなので、気になって眠れなくなるし、蚊にはくわれるし、散々な1日の晩でした。なにかがいる、とあんなに取り乱していた亭主のイビキが聞こえてきたときは、ほんとに恨めしや~~~という気になったのでした。

最初こそは怖かったのですが、こんな素敵なところならユーレイも来るわねー、まったく夫ったらチッサイねん…、

ユーレイいても、また泊まりにいきたいなーと思った脳天気です、わたしは。(部屋にひとりきりになるのはいやだけどね)

で…初夢…(と呼ぶには日にちが経ちすぎが)

今日の明け方見た夢。

なぜか悪天候の西銀座デパートちかくをひとりで歩いていた。

なぜ銀座なのかわからないけど、関心空間で銀座のあたりのお店のKWか何かを見たのが脳にあったのだろう。(思い出したっ、ももととさんの日記で銀座松屋が出てきたからかな。あれは4丁目だけれど)銀座の効率のよい歩き回り方なんか、とっくの昔に忘れてしまったから、

外は悪天候だから地下に降りたいなと思ったけど、どの入り口から降りればいいのかな…あーもうわかんないなぁ!とイライラして。(なぜか荷物も重かった)

そのときに、せっかくマレーシアから銀座に来てるんだから伊東屋行って、今年のスケジュール帳letsかridoか買わないかんよ~!と思いだしたのだ。

けど、もうその時点で伊東屋に戻る元気は全くなくて、

あぁわたしも元気がなくなったなぁ。昔はこんなことちっとも厭わなかったのに。と思った。

そこで終わったの。暗い、モノトーンの夢だった。「女と男のいる舗道」みたいな。

日本の冬は寒かった。

ユーレイと初夢の画像