1:08 am 日本時間 深夜

日本にいる。自分の古い部屋のベッドにいる。

昔ここの住人だった頃、このベッドの上で、パソコンでネットに日記を書くなんてこと…思いも、思いもよらなかったわ。

実家って…すでに自分の居場所では毛頭なくて

年老いた母は、ひさしぶりに帰った、これまた年取った娘がパソコンのキーボードを叩いていることをよしとはしない。ふぅ

私は日本のテレビ(母がずっと見てる民放、毎日連綿と続くワイドショーetc)なんにも興味ないし、耳の遠くなった両親が見ている狭いリビングに不釣合いなほどの大画面アクオスから流れる音、音、音、不要な情報情報情報の洪水、もっともらしくテレビの中の人々が話すストーリー、

これと向き合うのはとてキビシイ。

(だが、きっと、母は母とて、すっかり自分の言うことを聞かなくなった自分の娘(わたしはかつて彼女のとてもよい子だった)と向き合うのはとてもキビシイ事柄なのかもしれない)

それはさておき、私の関空中毒は、かなりなもので、

日本に帰る道すがらも、シンガポールのゲート前の待合室にあったフリーのPCからすかさずチェックした。

帰ってきたのは、水曜の早朝だが、水曜の晩も木曜の晩も、日記が書きたくて書きたくて、それなのに、自分ひとりのまったりとした時間がとれずにうずうずした。

7月31日 

午後三時半にマレーシアの自宅を息子と出る。

ヒコーキ、二本乗り継がねばならない。おまけに関空着だと、

クアラルンプールから、シンガポールを経由して(一時間くらい空港内で待つ)関空へと向かうので、実際、三本の飛行機に乗るようなもの。。。

夏休みシーズンのため、日本人母子旅が非常に目立つ。しかも、子供たちが、妙に旅慣れてて…こまっしゃくれてんの。(ってわが子もだけどさ)

斜め向かいのシートに座った二年生くらいの男の子が担当のCAさんを困らせてて苦笑。(このシーズンのCAさんの仕事はさぞや厄介だろうなあと思う)やたら、顔広いのよ、その小2の彼。「○○くんだ~」と声をかける日本人友やたら多い。  機内で関空で知った「舞妓haaaan!」を観た。結構いいじゃん。堤真一、好きだったんだよね、昔。あの人セクシーで。顔はタイプじゃないんだけど、どっか気になる。ずっとそう思ってた。あ、でもこの映画は、あの阿部サダヲに感心する映画なんだよね。でも柴崎コウとか吉行和子とか、伊東四郎とか、「駒子はん姉さん」とか…脇の人があまりによかったね。あ、ヤリマクリサンスケさんとか。(今の名前忘れた)夜中の機内で一人映画を観てたし、ちゃっかり着陸一時間前(ほとんど夜中)の朝食もいただいたので、すっかり寝不足。

      

8月1日 

早朝 関空着。父が迎えに来れないので、空港バスとタクシーを乗り継ぎ、実家へ。午前中寝る。午後、出かける。コンビニに寄り、夫から預かった免許証のコピーを取る。夫の頼まれごとで銀行、思いのほか、窓口で時間を取られる。そのあと、所用で京都へと向かう。JR京都線の車内で、夫の免許証をコンビニのコピー機にはさんだままにしてきたことに気づく。やばい、やばすぎて、うすらサブくなる。どうしたんだ、自分っ。

京都駅にて、携帯で104にてコンビニの電話番号を問い合わせ。

わたしったら、実家の近所のコンビニがセブンだったのか、ファミマだったのかすら、覚えていない。何度も104で聞いて、該当と思われるコンビニに電話してみて、ようやく、「正解」にたどりつく。すでに二~三時間が経過していたと思われるが、コピー機の中に、免許証はいてくれて、店員さんに保管していただくお願いをする。助かった。自分の免許証でないだけに事は重大だった。(しかも彼はマレーシアにいるんだから)こんなこと、もちろん夫にはいえまい。もし無くなっていたら、とか、もし、すでに届けられて警察へ持っていかれていた後だったら…とか思うと、事の煩雑さを思ってぞーーっとする。

(…この日の日記、まだ先が長いので、今日はこのへんで…)