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雨の土曜日(こちらはどうやら雨期である…)(それも酷い大雨が続く)

息子は友達の家に出かけて遊ぶ約束をしていたが、朝からくしゃみをしたり、鼻水が出たりと、風邪っぽいため、キャンセル(させる)。もちろん、せっかくの遊びの約束が流れて(流されて)、しつこくブータれる息子。(ほんとにしつこいんだから!)(風邪うつしたら迷惑でしょっ)(もうお母さんの言うこと聞けないのぉっ!)…とつい大声でまくしたてる。

うちのコンド(集合住宅)で、彼が以前通っていた学校の一つ下の学年の子がバースデーパーティを開いているらしく、昼前から下のプールが見知った顔でにぎわっていた。それを息子が黙ってみているはずがなく、(我が子は、招待されてなんていないけど)久しぶりの下級生と戯れに出かけていった。男の子たちの遊びは激しく、水風船投げたり、強力水鉄砲を至近距離から直撃させたり、浮き輪を武器に、はたいたり…。(風邪気味だったはずなのだが…雨に打たれてプール遊び…その頃には風邪など吹き飛んだ様子)(男の子ってわからん)日本人でも外国人でも、遊べる相手さえいればハッピーな息子を、ベランダから確認して…頼もしいなあと…実は思っている。

外国生活が長い日本人の子供は、日本人とは遊ばないし、日本人学校に通う子供は、他国人と遊ばない(遊びたいのかもしれないけど)。他国人は、わざわざ日本人と遊ばない。

息子は、日本人学校に行っている友達をも、外国人キッズと遊ぶ仲介役をしているっぽく、彼がひとりいるせいで、いいきっかけ&潤滑油になっている様子。彼は、小学校の半ばで、こちらに来たので、意思の疎通、遊びの趣味は、日本人キッズ同士の方がやっぱりしっくり行くみたいだが…自分が苦労して、他国人キッズとコミュニケートしてきて、それを俺は克服したんだぜという自信があるからなんだろう(親から見ても、結構試練だった)…それと、日本人とも他国人ともどっちとも遊びたい~っつう欲求が深いせいなのだろうか…ごくごく自然に両方の友達を交わらせるきっかけを作っているみたいで。かけはしっぽくなってるみたいで。なんだかうれしい。頑固で片意地なところが要領わるいなあと思っていたけど…けっこう社交家のようである。私にはない大胆さもあって。彼なりに編み出した…地球の歩き方…なのかな。

そうそう、カナダ人Mumが、自分の子供たちのことを紹介してくれたときに、

「あの子はすごくすてきな子なの」とか「私たち家族はみんな、彼女のことが大好きなの」「ハンサムで、優秀で、私の誇りなの」とかさんざん^^言うのだ。そう、ほんとに幸せそうにニッコリ微笑みながらね。

そして彼女は、こう言ってた。ウェスタンは「見て見て~~!私は一番幸せなのよ~!すばらしいでしょ。私たちっていいでしょ~」っていうんだけど、アジア人は決して「幸せだ~」なんて言わなくて、いつも控えめで。

どうして「幸せだ!」って言わないのか、(マレーシアに来た)はじめは理解できなかったけど、今は、表現の仕方が違うんだってわかる、って。

そうかー。

たしかに「すごーくすばらしいの!」なんて、人には(とくに日本人母同士では)言わない。本人にもごく控えめにしか言わないなあ。最近、口から出るのは、小言ばかりだね…すまん。君はすっごくいいものを持ってるし、キラキラ光ってて、いつのまにか頼りがいまで出てきて、母にはまぶしいくらいだよ…。

一度しかない人生で、家族になれた私たち、もっと賞賛してもいいよねえ!なんで、控えめにする必要がありますかー。

「すごーくすてきな子なの、わたしの誇りなの!」

本当はそう思ってるのさ、あなたのマムもね。

これからはちゃんと口に出して言おうと思うよ。