9:04 pm はやびき
今朝は、このどーしようもないオナカに喝を入れるべく、車で少々移動したところにある植物園に歩きに行く。なまけものの私が、そんな気持ちになることは珍しいこと限りなく、歩くためだけに来たことは今日がはじめて。
山の中腹にあり、熱帯の木々、植物、かなりなアップダウン＆野生のお猿さんたちに楽しく？威嚇されたりが楽しめる。熱帯の森林らしく、湿気がある。鬱蒼としてむせかえっている。
1時間近く歩いて、息もあがり、汗でドロドロになりはてた頃、チリリリン～？と私の携帯がなり、出ると
ここへ歩きに来る前に学校へ送った息子が、調子悪くなり寝ているとスクールナース（保健室の先生ってとこ）からの電話。
日本の小学校にいた頃は保健室に一度も厄介になったことがない息子だが
こちらに来てからは、ちょうど年に一度ずつ、こんな電話がかかってくる。（たいてい、母が家でだらだらと伸びてる？ときではなく、はりきって何かをエンジョ～イしようとしてるときにかかってくる）
あんれま～！今朝別れたときは、いつもと変わったところなかったのになー…とは思うものの、
そりゃやはり心配。ま、ナースは電話でfeeling badで吐いたから寝てるのーとしか言わなかったし、たいしたことはなさそう。でも、はやく顔見ないとね～と車を走らせる。つい、先走って、電話では「15分で行きます～」とか言っちゃったけど、無理無理。もともと公園の中腹にいたんだから、駐車してる車に向かうまでで15分かかってる始末。ごめんよ、息子。
学校に着き、ナースのところを訪ねると、ベッドで青白い顔で待ってる息子。熱はない。立ち上がるけど、頭痛がひどいらしく、朝別れたときの見る影なく、ひとりで歩けないほどフラフラ～。おいおい、こんなに弱々しくなっちゃって。と思ったら、その後も吐き気をもよおして。んーしんどそうだなー我が子よー。なんかおかしなものでも食べさせたっけ、私？と不安になる母。いや、風邪かな？（と思いこむ母）
ともかく連れて帰る。まだ午前10時。はやっ。（めっちゃ充実してるな、今日の午前中…いや気のせいだわね…）
私が車から荷物を下ろしたりしてるうちに、私のベッドに行って寝てるよ。なぜ、自分の部屋じゃないんだ？まあ、いいかー、ちょっと人恋しく甘えたい気分？なのかもしれない。まだかわいいもんよのー。
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氷枕で、午後までぐっすり眠ったら…急に元気になったゲンキンもの。（おい）寝不足か？いや、そんなことないよなあ。
でも、食欲が出てきたみたいで、「ランチ、何～？」と言ってるから、もう治ったも同然だ。
一応、早退野郎なので、食後も自由行動（テレビ、ゲーム）はなし。ベッドの上で懐かしのミニカーとか出してきて走らせてみたり、マンガ読んだり。
夕方には、ギターの練習もジャカジャン～とした。パジャマ姿のままだけど。母のリクエストで”Kiss Me”と”夜空のムコウ”を練習。なかなかいい音色だったよ。いつのまにか上手になったよ。
数時間前、学校で、あんなに弱ってたのは…誰だったのかぃ？（子どもってわかんないよー、男の子ってわかんないよー）
もう元気になったのなら、一人で留守番させてもよかんべ？と思ったけど、きっと子どもらしく、心細く甘えたい気分なんだろうというのがわかるので、午後からあった予定もキャンセルし、銀行に出向くのも明日にした。このところ…実にべったりーーしてくる子どもの気持ちを、結構、ピシッーーーと遮っていたのよねえ、母。11才ってーと、もうそろそろ大人の階段あがってく年頃だし、一人息子だからって、甘えられても困るし、（私自身が一人っ子だったので、我が子ながら一人っ子にシビアな視線を送っているところもある）そう、母である私が包容力がなく、冷たい人間なせいもあり、あまりベタベタされるのが苦手なところもあり…
きっと母息子として非常に親密に過ごせるのは…たぶん思いの外短いのかもしれないと思うのだけど
。今日のようなこと、子ども時代を懐かしく振り返るのは…いつの日やってくるんだろう。
とはいえ、こんなふうに子どもが具合悪いときに、母がすぐそばにいてやれるのは、
やはり子どもにとっては、安心を感じることだと思う。彼は保育所時代も学童時代(小学生低学年）も
職場と自宅が直近だったことは恵まれていたが、みずぼうそうの時も、高熱の時も、どうしても完全に休みを取ることができなくて、子どもの様子を見ぃ見ぃ、寝ているときに二、三時間だけ職場に行ったり…でも帰ってきたら、やっぱり熱が高くて、こんなときにこんな小さい子に寂しい思いをさせて、たいした仕事でもないくせに…と自分をなじったこともあったっけ、でもあのときは急なことで、両方走らせるしかなかった。そんなちょいと昔のことを思い出した。子どもに負担させていたんだなあ。
今は私は家にいるから、少しは安心感かんじてくれているのだろうか…甘えさせてあげようね。あなたがいらないというまではね。
