きゅーばたん

わたしは夜更かしで 昔から8時とかには寝たことのない子どもで

学生の頃は 家族が寝静まった頃に うふふふ と 風呂に入って

ブロロロロと髪を乾かして ガンガンガンと音楽を聞いて ハナウタ ひとり不夜城

夜更けに 起きてきた 母が 「まだ起きてるの 明日 起きれないわよ」って

そんなとき 現実に引き戻されるのが 嫌だった

ひとり暮らしの頃は もちろん 不夜城おかまいなしで

ふたり暮らしの頃は 超遠距離通勤だったので どうしたって 夜更かしだった

その日のうちになんて 寝られるはずもなく それでも深夜番組を見て 夜はこれからだ とか思ってた

むちゃくちゃねむいくせに

あくびしながら 起きている ふぁぁ ふぁぁ 

いつも刹那に きゅーばたん って寝る式で 考えたことなんてなかった ねむりについて

でも ここの 夜は暗くて 静かだから

純粋に 寝ることだけ

ただ ねむる まっくろけな眠りの世界 さぁ 今宵もいざ(ふぁぁぁ)

底なし沼の ねむりの世界